パチュリー「突っ込みなさい！」
馬1・2・3「ヤボール！」
アリス「正面から突っ込んでくるなんて、よほど我を忘れてるのかしら？食らいなさい、アーティフル――」
パチュリー「ジンジャガスト！」
（自分の背後にスペル発動。強い追い風でパチュリーの騎馬が一気にアリスの騎馬と間合いを詰める）
アリス「なっ―――」
パチュリー「この間合いじゃそれは出せないわね！
自分に爆撃が及ぶ『近すぎる』距離じゃあ…私を爆破したら アリス！あなたが安全じゃあないからねッ！」
（その勢いで一気に激突。アリスの騎馬が大きく揺らぎ、アリスが落馬しそうになる。馬の三人、危うくアリスを抱きとめる）
アリス「きゃああっ！…あ、ありがとう…」
パチュリー「これで終わりよ！（スペル発動体勢に入る）」
アリス「くっ…（スペルが）間に合わ…」
上海「シャンハーイ！」
アリス「えっ…上海！？」
パチュリー「ノエキアンデリュー…きゃっ！？」
（上海、パチュリーに突っ込むが、先ほどのジンジャガストの際少しめくれていた体操服の中に飛び込んでしまい、視界を失ってじたばたする）
パチュリー「ちょ…どこ入って…ふあうっ！？
こ…こら…出てきなさ…あああっ！」
アリス「チャンス！上海よくやった！」（上海の遠隔操作に入る）
上海「ちゅ…ちゅるっ…」
パチュリー「！!…あっ…ああ・・・は・・・ああっ・・・」
上海「ぴちゃ…ちゅ・・・ちゅっ…」
パチュリー「あ・・・そこ…は…だめ…だめっ…ふあうっ！」
パチェの馬2「パ、パチュリー様！？」
同3「ちょ、ヤバイ、オレの理性が…」
同1「マズイ！ぼくの中でも何かが切れそうだ！決定的な何かが…」
馬2「それはこらえろ！いったんここは上海の射程距離外まで退くか！？」
馬1「こ…こらえろと言うのか…ハァハァハァ」
馬3「このままアリスを押し潰したほうがいいんじゃないか？」
馬2「バカ、ドールクルセイダーでも出されたら一発でアウトだ！やっぱ退くぞ！」
パチュリー「その…必要は…ないわ…うっ…このまま…この…間合いで…は…あああっ…
私…が…なんと…か…する…から…っ！はああ…っ…」
馬1「だ、大丈夫なんですか…！？」
パチュリー「・・・うっ・・・は・・・ああっ・・・！も、もう・・・やめ・・・て・・・！」
アリス「ふふ、もう体力が限界かしら。それじゃ、そろそろ終わりにするわね」
（上海を戻す。パチュリー、がっくりと先頭の馬にもたれかかる）
アリス「これで崩れなさい！ドールズ・・・！」
（その時、馬の後方二人がアリスの両腕を掴んで後ろに捻る。馬の三人とも虚ろな目）
アリス「！？な、何するのよ！放しなさい！」
パチュリー「（顔を上げて）うふふふ・・・」
アリス「まさかあなたが・・・何かしたの？」
パチュリー「ええ・・・さっきの間に、“魅了”の魔法をその三人にね・・・はあっ・・・
私のこと食い入るように見つめてたから、あっさりかかってくれて・・・よかったわ。
彼らはもう私の傀儡・・・何でも私の言うことを聞く。
今、あなたを襲えと命令したら、その通りに――」
アリス「じょ、冗談じゃないわ！やめなさいよ！」
パチュリー「まあ、私もそういうのは好きじゃないし。
でも、今の仕打ちへのお礼はさせてもらうわ――エレメンタルハーベスター――」
（歯車がアリスの体操着の内側に出現し、ゆっくりとした回転で肌の上を這い回る）
アリス「きゃ・・・！あ・・・ううっ！ちょっ・・・あ！あ・・・っ・・・」
パチュリー「山に登って・・・」
アリス「ひっ！？だ、だめっ・・・」
パチュリー「登頂成功」
アリス「はあ・・・っ！」
パチュリー「小躍り」
アリス「ふあうっ！や・・・やめ・・・んんんっ！」
パチュリー「思い切り感じちゃって・・・いやらしい女ね」
アリス「う・・・ううっ・・・ああ・・・」
パチュリー「さて、いつまでもあなたにかかずらっている暇ないし、もう終わりにするわ」
アリス「はあっ・・・え・・・きゃあああっ！」
パチュリー「そいつらにかけた魔法も解除しておくわね。それじゃ・・・」
アリス「ま・・・待ちなさい・・・よ・・・まだ・・・」
アリスの馬1・2・3「は・・・はだけ・・・」
アリス「へ？」
馬1・2・3「アリ――――ス！」
アリス「ひゃあああああ〜〜〜〜ッ！？」
（アリス・マーガトロイド→リタイヤ）
パチュリー「あらあら、魔法をかけっぱなしにしておいたほうがよかったかしら？
それにしても魔理沙、どこ行ったのかしら・・・うっ・・・」
馬1「魔理沙はおれ達が探しますんで、ちょっと休んでてくださいよ」
パチュリー「ありがとう。あなたたちの馬度は96%ね。紅魔館の猫にも見習ってほしいわ」
小悪魔《おっと、アリスさんの馬が崩れました・・・って、あああ、アリスさんが大変です！
おっと、観客席から神綺さんが乱入してきたー！危ないですよ、歩いてお帰りください！
そして不届き者たちに映姫様のラストジャッジメントが炸裂ゥー！》