パチュリー・ノーレッジは図書館に忍び込んでくるネズミを捕まえるためにトラップを仕掛けた。 早速獲物がかかったので行ってみると、ネズミ捕りから箒の尾が覗いている。 パチュリー、小悪魔、そして咲夜が寄り合って言った、 「この尾の太さでは、結構大きいでしょうね」 「そうですね」 「いえ、いくら尾が大きくても、ネズミは小さいと思いますわ」 すると、トラップの中からネズミが一声、 「ちゅう」 アグニシャイン 「ギニャ――――」 「ネズミの分際で、頓知きかせたつもりかしら」 「テンジクネズミは、ウサギに似た味がするそうですわ」 「それはいいことを聞かせてもらったわ。この黒白ネズミはどんな味がするのかしら」 「許してくれだぜー」 |
元ネタは、『廓寿賀書(みせすががき)』より「升落し(ますおとし、ネズミ捕りのこと)」。